Ansible Automation PlatformにはSurveyというユーザに入力や選択を求めることができます。
今回はこの機能を使ってWordPressのような多彩なバージョンがあるシステムで
どのバージョンでインストールするか入力してもらうようにします。
WordPressには4.1から6.1まで保守されており、管理者がバージョンを指定することが現実的な運用ではありません。
そのためバージョンを自由入力してもらいます。また、latestを入力されると解凍処理がエラーになるため必ずバージョンを入力してもらうという形を選びます。
前回のWordPressのワークフローはWP_VERでインストールバージョンを変更できる仕様になっておりますので、流用します。
まず、テンプレートのSurveyをクリックし、追加をクリックします。
![](https://i0.wp.com/redhat.sios.jp/wp-content/uploads/2022/11/ff45b47718e8cee499195122b0212863.png?resize=1024%2C518&ssl=1)
次に入力項目を埋めていきます。
変数名、デフォルトのバージョン、入力フォーマットなどを指定します。
また、必須項目であればチェックを入れます。
今回は説明にlatestは指定しないように注意書きを本来はすべきです。
![](https://i0.wp.com/redhat.sios.jp/wp-content/uploads/2022/11/2349c491da2564153f842bc751fe31e6.png?resize=1024%2C518&ssl=1)
保存をクリックすると下記の画面になりますので、Surveyの無効化を変更します。
![](https://i0.wp.com/redhat.sios.jp/wp-content/uploads/2022/11/63c1f2125bcec1618e65bf0c937defc3.png?resize=1024%2C518&ssl=1)
Surveyの有効化に変更したら起動してみます。
![](https://i0.wp.com/redhat.sios.jp/wp-content/uploads/2022/11/b458e2ce7b06bb9b1ca5e3d20cccfb59.png?resize=1024%2C518&ssl=1)
Surveyが有効化されますと起動時に必須で入力が求められるようになります。
![](https://i0.wp.com/redhat.sios.jp/wp-content/uploads/2022/11/d62f4480c3e6b3e9bbfecf8a087d3b28.png?resize=1024%2C518&ssl=1)
以上です。WordPressのバージョンを今回は自由に選べるようにしてみましたが
Surveyを使うと自由回答、選択解答、選択複数回答などが選べ
Ansibleを理解しなくても可変な値を操作しやすくなります。