CentOSの移行先をChatGPTに相談してみた

ChatGPT Blog

こんにちは、サイオステクノロジーでマーケティングやプリセールスなどを担当している村田です。

最近社内でCentOS からの移行先にはどこが良いでしょうか?という質問があり、まだCentOSを利用されている方は少なからずいらっしゃるのようでしたので、最新の情報を今流行のChatGPTに聞いてみたをやってみました。

質問内容と回答は以下の通りでした。

CentOSの移行先にはどのような選択肢がありますか?(GPT-4.0で質問)

CentOSの方針変更により、CentOS 8のサポートが早期終了し、CentOS Streamという新しいローリングリリースモデルが導入されました。そのため、従来のCentOSを使用していたユーザーや企業は、他の選択肢への移行を検討する必要があります。以下に、CentOSの移行先として考慮できる代替ディストリビューションをいくつか紹介します。

  1. CentOS Stream: CentOS Streamは、CentOSプロジェクトの新しいローリングリリースモデルであり、RHELの開発版として機能します。開発者やテスト環境で最新の変更を試すことができますが、安定性と長期サポートが必要な本番環境には適していない場合があります。
  2. Rocky Linux: Rocky Linuxは、RHELとバイナリ互換性のあるコミュニティ主導のオープンソースLinuxディストリビューションで、CentOSの代替として開発されました。RHELと同様のエンタープライズ向けの堅牢性と安定性を提供し、無料で利用できますが、商用サポートは限定的です。
  3. AlmaLinux: AlmaLinuxも、RHELとバイナリ互換性のあるオープンソースのLinuxディストリビューションで、CentOSの代替として開発されました。AlmaLinuxは、CloudLinux社が支援しており、エンタープライズ向けの堅牢性と安定性を提供します。無料で利用でき、一部の商用サポートも提供されています。
  4. Oracle Linux: Oracle Linuxは、Oracle社が提供するRHELベースのエンタープライズ向けLinuxディストリビューションです。無料で利用でき、有料のサポートサービスも選択できます。Oracle Linuxは、Oracle製品との統合が強化されているため、Oracleの技術スタックを使用している組織に特に適しています。
  5. Red Hat Enterprise Linux (RHEL): RHELは、堅牢性、安定性、セキュリティ、およびサポートに重点を置いて開発された商用エンタープライズ向けLinuxディストリビューションです。RHELの利用にはサブスクリプションが必要であり、サポートサービスやソフトウェアアップデートが提供されます。

これらの選択肢から、組織

・・・(続き)

のニーズと要件に最も適したディストリビューションを選択できます。移行先を検討する際には、以下の要素を考慮してください。

  1. サポートと安定性: 本番環境では、長期的なサポートと安定性が重要です。RHEL、Rocky Linux、AlmaLinux、Oracle Linuxなどの選択肢は、安定性と長期サポートを提供します。
  2. 互換性: CentOSからの移行を容易にするために、RHELとバイナリ互換性のあるディストリビューション(Rocky LinuxやAlmaLinuxなど)を選択することを検討してください。
  3. コスト: コストが重要な要素である場合、無料で使用できるディストリビューション(CentOS Stream、Rocky Linux、AlmaLinux、Oracle Linuxの無料バージョンなど)を検討してください。
  4. 商用サポート: 商用サポートが必要な場合、RHELやOracle Linuxのような有料サポートオプションを提供するディストリビューションを検討してください。
  5. 技術スタックと統合: 既存の技術スタックやツールとの統合が重要である場合、特定のディストリビューションが他の製品との統合をサポートしているかどうかを調査してください。例えば、Oracle製品を使用している場合、Oracle Linuxが最適な選択肢となることがあります。

これらの要素を考慮し、組織やプロジェクトの要件に最も適したLinuxディストリビューションを選択してください。適切な移行先を選ぶことで、システムの安定性、セキュリティ、およびパフォーマンスを維持しながら、CentOSからの移行をスムーズに進めることができます。

ChatGPT 4.0

※ 2023/03/24 修正:続きの出力が出来ていなかったため・・・(続き)より下を追記しました。

補足をしますと、これらの候補に上がったディストリビューションはCentOS Streamを除き、すべてRed Hat Enterprise Linuxのコードがベースに再コンパイルされたものがベースになっているものです。

クローンOSでは、同じコードをベースにしていますが、レッドハット社が所有する著作権や商標などを削除し独自のものに置き換えたり、一部の内部情報が変更されていることから、完全に同じものではないので完全互換ではないことに注意が必要です。RHELが利用可能な製品であってもクローンOSが動作することは保証されないことをご注意ください。

また、提供されているソフトウェアに脆弱性が検出された場合、まず修正はレッドハット社がRed Hat Enterprise Linuxに修正を行うことになり、そこで修正され公開されたコードを元に再コンパイルしたものをクローンOS側でもリリースするという流れになるため、適用までに時間が空くことがあり、その期間に攻撃を受けてしまうと脆弱性を突かれてしまう可能性もあります。

一刻を争うような重要な問題が出たときのリスクが大きいため、クローンOSの採用は重要なシステムにはお勧めしておりません。

以上のような情報を元に、今後のLinuxディストリビューションの選定の参考にしてもらえたらと思います。

ChatGPT自体の性能も素晴らしいものがあり、非常に参考になりますが判断をする側がベースになる知識を持っていないと正しい判断が下せない形にもなりますので、上手く活用しながら利便性をあげていただくとよいかと思います。RHELやCentOS について、より詳しいことを相談したい際にはプロフェッショナルであるサイオスにご相談ください。

補足:一般のアカウントユーザーではGPT-3.5を利用することになります。下記はGPT-3.5の情報になります。情報量に大きな差があり、判断する材料の質はGPT-4.0が圧倒しているように思えます。

CentOSの移行先にはどのような選択肢がありますか?(GPT-3.5で質問)

CentOSの移行先としては、以下の選択肢があります。

  1. CentOS Stream CentOS Streamは、CentOSの開発版であり、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の次期メジャーバージョンの開発に対応するために作成されたものです。CentOS Streamは、RHELとの互換性が高く、RHELの将来のバージョンのプレビュー版として機能することができます。
  2. Rocky Linux Rocky Linuxは、CentOSの代替として、CentOS創設者の一人であるGregory Kurtzerによって作成されたものです。Rocky Linuxは、RHELとの互換性が高く、CentOS 8のコミュニティサポート版の代替として位置付けられています。
  3. AlmaLinux AlmaLinuxは、CloudLinux社が作成した、CentOS 8のコミュニティサポート版の代替として開発されたものです。AlmaLinuxは、RHELとの互換性が高く、CentOSからの移行を簡単にするために作成されました。
  4. Oracle Linux Oracle Linuxは、Oracle Corporationが開発した、RHELと互換性が高いLinuxディストリビューションです。Oracle Linuxは、CentOSからの移行を簡単にすることができます。
  5. Ubuntu Server Ubuntu Serverは、DebianベースのLinuxディストリビューションであり、幅広いアプリケーションや開発環境に対応しています。Ubuntu Serverは、CentOSからの移行を簡単にすることができます。

以上のような選択肢がありますが、どのディストリビューションを選択するかは、個々のニーズに応じて決定する必要があります。

GPT-3.5