レッドハットの森若です。
2017年5月24日にRed Hat Enterprise Linux 7.4のPublic betaが出荷されました。Public betaを試すときに必要な情報をまとめました。
Public Betaとは
Red Hat Enterprise Linux 7.3は2016年11月3日に出荷されました。そのため現時点でおよそ半年経過しています。Public betaは機能追加などがひととおり終わり、ある程度社内でのテストを行ったものが公開されています。Public beta出荷から通常さらに2〜3ヶ月ほどテストおよび修正をおこなったのち製品版が出荷されます。
Public betaは何かRed Hat製品を持っている人であれば誰でも入手でき、追加のサブスクリプション費用は不要です。試していて何か問題をみつけた場合、サポート窓口までお報せください。最終製品の改善に役立ちます。
注意点としては、Beta版から製品版へのアップデートはできませんので、将来出荷されるRHEL 7.4のシステムを構築するなどの目的には利用できません。
Public Betaの入手
ではPublic betaを入手してみましょう。
カスタマーポータルのダウンロードページへ行きます。評価版やDeveloper Programでもよいですが、何かしらのサブスクリプションを持っているアカウントが必要です。
アップデート内容は?
さて、RHEL7.4 ではどのような変更がやってくるのでしょうか? Public betaにはリリースノートがありますので、そちらを確認することで主要な変更点を確認できます。このリリースノートはまだ抜け洩れがある状態で公開され、製品リリース直前まで随時更新されます。ここに記載されているものが変更点の全てとは言えない点にご注意ください。
RHEL7.4 public betaのリリースノートを読んで私が個人的に気になった新機能やバグフィックスについて、以下でまとめています: https://togetter.com/li/1113512
問題があったら?
Public betaはサポートの対象ではありませんが、バグレポート、障害レポート等は受け付けています。
パフォーマンスの劣化、今まで動作していたソフトウェアが動作しないなどの非互換など、怪しい動作があればぜひサポート窓口までお報せください。