Red Hat ラーニングサブスクリプションは、オンラインでRed Hatの様々なソリューションを学習出来るサービスを提供しています。
現在のように新型ウイルスの影響で集合型研修自体を受講することがNGになる場合も増えており、今後の学習プランを見直さなければいけない方に最適なサービスとなります。
新卒向けの研修にも活用いただける内容になりますので、集合研修を見直されている方はぜひこちらのラーニングサブスクリプションをご検討ください。
Red Hat ラーニングサブスクリプションの概要
ラーニングサブスクリプションは、1年間のサブスクリプション形式で提供される、ITテクノロジー市場で求められるスキルと知識の習得を支援するオンラインベースのトレーニングサービスになります。
主なコンテンツとして下記のメニューが提供されます。
- インストラクタービデオ
- ハンズオンラボ
- コースの e ブック
- 認定試験(STANDARDとDEVELOPERで提供)
- エキスパートからのメッセージとチャット(STANDARDで提供)
- 事前アクセス
ラーニングサブスクリプションでは、50以上のコースに対応しており、RHCSAを取得するために必要な基礎となる RH124 Red Hat システム管理Ⅰ, RH134 Red Hat システム管理Ⅱをはじめに、自動化技術のAnsible Automation や最新のコンテナベースの技術となるOpenShiftのトレーニングコースまで包括して提供されています。
ラーニングサブスクリプションの管理画面では、受講者のトレーニング進捗状況やラーニングパスが表示されるため、自身の学習がどこまで進んでいるのか、そして目指すゴールまでのプロセスが可視化されるため、学習計画が立てやすい設計が行われています。
提供される主なトレーニングコース
- RH124 Red Hat システム管理Ⅰ
- RH134 Red Hat システム管理Ⅱ
- RH294 Red Hat System Administration III: Linux Automation
- RH254 Red Hat システム管理 Ⅲ
- RH354 RHEL 8 New Features for Experienced Linux Administrators
- DO101 Introduction to OpenShift Applications
- DO180 Introduction to Containers, Kubernetes, and Red Hat OpenShift
- CL110 Red Hat OpenStack Administration I: Core Operations for Cloud Operators
- DO407 Automation with Ansible
- DO409 Automation with Ansible II: Ansible Tower
- DO410 Automation with Ansible and Ansible Tower
- DO417 Microsoft Windows Automation with Red Hat Ansible
※こちらでご紹介するコースはラーニングサブスクリプションで提供されるコースの一部です。最新の情報や詳細は下記よりRed Hat ラーニングサブスクリプションのサイトをご確認ください。
Red Hat Learning Subscription
https://www.redhat.com/ja/services/training/learning-subscription
集合研修型でRed Hat 認定システム管理者 (RHCSA)を目指す場合
これまでの認定試験を合格するまでのラーニングパスでは、RHCSAを取得するまでに、RH124 システム管理Ⅰを受講し、次にRH134 システム管理Ⅱを受講、その後に認定試験のEX200 RHCSA認定試験を受験する流れになっていました。
このプラン通りに進めると、RH124で5日間、RH134で4日間とある程度時間を割いて受講する必要があります。エンジニアの教育には最適ではありますが、既に現場に出ているエンジニアの方は長期間のスケジュール調整が難しく受講したくても受講出来なかった方も多かったのが現状です。
現場で業務を進めながら空いた時間を学習に当てられるラーニングサブスクリプションは、スケジュール調整が難しいが新しい事にチャレンジしたいエンジニアの方にも最適なサービスになっています。
RH124 システム管理Ⅰ
Red Hat Enterprise Linux サーバーの管理に必要なコアシステム管理を対象とする、2 コース構成の 1 コース目
Red Hat システム管理 I (RH124) では、Linux の基本概念とコアタスクに焦点を当て、Linux® 管理の「サバイバルスキル」を習得します。専任の Linux システム管理者になるために、まず、コマンドラインの概念とエンタープライズレベルのツールを適用する方法を学びます。そして次に、Red Hat システム管理 II (RH134) を学習します。
このコースは Red Hat® Enterprise Linux 8 に基づいています。
学習内容サマリー
- コマンドラインの概要
- 物理ストレージの管理
- ソフトウェアコンポーネントおよびサービスのインストールと設定
- ネットワーク接続の確立とファイアウォール制限の制御
- 実行中のプロセスの監視と管理
- ファイルおよびファイルシステムの管理とセキュリティ保護
- ユーザーとグループの管理
- システムログファイルとジャーナルの確認による問題の検出
- Red Hat Insights による問題のトラブルシューティングとシステムの分析
- SSH と Web コンソールによるシステムのリモート管理
コース対象者
このコースは、現在のスキルの補強または他のチームメンバーの支援に関心がある Windows システム管理者、ネットワーク管理者、その他のシステム管理者、および同様の業務を担当する Linux システム管理者向けです。
- 確立された標準と手順を使用した、Linux システムの設定、インストール、アップグレード、保守
- 運用面でのサポートの実施
- システム管理によるシステムパフォーマンスと可用性の監視
- タスク自動化とシステム管理のためのスクリプトの作成とデプロイ
受講の前提条件
何らかのオペレーティングシステムでのコンピュータ・アプリケーションの技術ユーザーとしての基本スキルが求められます。
期間:5 日
費用:¥220,000.00 (税別) or 22 Training Units
引用:RH124 Red Hat システム管理 Ⅰ
https://www.redhat.com/ja/services/training/rh124-red-hat-system-administration-i
このように、レッドハットでは集合型研修のグローバルラーニングサービスとオンラインで学習可能なラーニングサブスクリプションの2つのサービスにてエンジニアのスキルアップを支援するサービスを提供しています。
新人研修から最新技術の習得まで、レッドハットのトレーニングを活用してエンジニアのスキルアップを目指してみては如何でしょうか。