RHELは結局何本必要?構成別の考え方
Red Hat Enterprise Linux は、サーバー1台につき1本と決まっているわけではありません。物理サーバーなら CPU の数、仮想環境なら RHEL ゲスト OS の数というように、構成によって数え方が変わります。下の入力欄で構成を選ぶと本数の目安が出ますので、そのうえで根拠となるルールもあわせて確認してください。
構成から本数の目安を出す
ご検討中の構成を入力すると、必要なサブスクリプションの製品と数量を計算します。正式な見積りは弊社までお問い合わせください。
RHEL KVM を使う場合、ホスト(ハイパーバイザー)側にも RHEL のサブスクリプションが必要です。
Windows など他社 OS のゲストは数えません。vMotion / VMHA の待機側も数えません。
クラスタ内で vMotion / VMHA の対象になっているサーバーはすべて含めます。
CPU を載せていない空きソケットは数えません。コア数も関係しません。
2つの製品から選ぶ
RHEL サーバー製品は、ゲスト OS の数で買うか、物理 CPU で買って無制限にするか の2種類があります。
Red Hat Enterprise Linux Server(Physical or Virtual Nodes)
- 仮想環境・クラウドで使うとき
- RHEL ゲスト OS 2つにつき 1本
- 物理サーバーで使うとき
- 1台の物理サーバー上の 2物理 CPU につき 1本
Red Hat Enterprise Linuxfor Virtual Datacenters
- 数え方
- 1台の物理サーバー上の 2物理 CPU につき 1本
- ゲスト OS の数
- 無制限(追加時の買い増しが不要)
構成別の数え方
代表的な構成でどう数えるかを図で示します。赤いブロックが課金対象の RHEL です。
仮想環境・クラウドで使う
RHEL ゲスト2台の構成
(2ゲスト分)
RHEL ゲスト4台の構成
(4ゲスト分)
物理サーバーで使う
2物理 CPU のサーバー1台
4物理 CPU のサーバー1台
1物理 CPU のサーバー2台
ゲストが多い仮想環境で使う(無制限ゲスト)
2CPU のホスト1台、RHEL ゲスト7台以上
4CPU のホスト1台、RHEL ゲスト7台以上
2CPU のホスト3台のクラスタ
RHEL KVM 上で使う
RHEL KVM 上に RHEL ゲスト2台
RHEL KVM 上に RHEL ゲスト4台
RHEL KVM は Red Hat Enterprise Linux に含まれる仮想化機能(ハイパーバイザー)です。認定されているゲスト OS の種類とバージョンは Red Hat のサポート対象ゲスト OS 一覧をご確認ください。
vMotion / VMHA を使っている場合
カウントのルールと注意事項
見積り前に確認しておきたい前提です。ここを取り違えると本数が変わります。
実装している物理 CPU だけを数える
CPU を搭載していないソケットは数えません。コア数も本数には影響しません。また、物理サーバーをまたいで CPU を合算することはできません。
ゲスト OS はクラスタ内のどの物理サーバー上でも動かせる
RHEL Physical or Virtual の RHEL ゲスト OS は、仮想基盤を構成するどの物理サーバー上でも利用できます。そのため、一時的に1台の物理サーバーへ RHEL ゲストが集中しても問題ありません。
同一サーバークラスタ内では製品とサポートレベルをそろえる
同じクラスタの中で、RHEL Physical or Virtual と RHEL for VD を混在させることはできません。サポートレベルも同様で、Standard と Premium は統一する必要があります。
離れた拠点でも連携していれば同一クラスタ
複数の物理サーバーが連携して1つのサービス基盤を構成していれば、それは同一クラスタとして扱われます。メインサイトと DR サイトのように物理的に離れていても、vMotion や VMHA の連携が設定されていれば同一クラスタです。
クラスタをまたいだ合算購入には条件がある
RHEL Physical or Virtual のゲスト数は、次の3つをすべて満たす場合にサーバークラスタをまたいで合算できます。
- 同一の契約期間で運用すること
- Red Hat カスタマーポータルのログイン ID を同一のもので運用すること
- エンドユーザーが同一であること
1契約1エンドユーザーが原則
サービス提供を目的に RHEL for VD を購入し、複数のエンドユーザー分として利用することはできません。
サポート区分を選ぶ
製品を決めたら、Standard と Premium のどちらのサポートを付けるかを選びます。同一クラスタ内では統一が必要です。
Standard Support
- 受付時間
- 平日 9:00 – 17:00
- 受付方法
- Web または電話
- 初回応答(重大度1)
- 1営業時間
- 初回応答(通常)
- 4営業時間
Premium Support
- 受付時間
- 24時間 365日
- 受付方法
- Web または電話
- 初回応答(重大度1)
- 1時間
- 初回応答(通常)
- 2時間
EUS(Extended Update Support)とは
RHEL は通常、マイナーリリースごと(およそ半年ごと)にアップグレードが必要です。EUS を使うと、特定のマイナーリリースのサポート期間を最大24か月まで延長でき、バージョンを固定したまま運用を続けられます。EUS は Premium Support 製品に標準同梱されています。
EUS の提供期間はバージョンごとに決まっています。詳細は Red Hat のエラータサポートポリシーをご確認ください。
クラウド環境で使う場合
弊社で取り扱う Red Hat 製品をクラウド事業者様の環境に持ち込む(Cloud Access)には、条件の確認と購入後の申請が必要です。
持ち込みの条件
- クラウド事業者様が Red Hat 社と事業者専用契約(CCSP 契約)を締結していること
- クラウド事業者様が、契約の持ち込みを許可していること(Cloud Access)
- 持ち込み可能な製品であること
利用可否は Red Hat Ecosystem Catalog で確認できます(Cloud Access Subscription に記載の製品が持ち込み対象)。掲載情報は最新でない可能性があるため、判断に迷う場合は弊社までお問い合わせください。詳しい条件は Cloud Access に関する FAQ もあわせてご覧ください。
購入後に必要な手続き
クラウド環境へ持ち込む場合は、ご購入後に Red Hat 社の Web サイトで Cloud Access の登録(持ち込み申請)を行っていただく必要があります。申請方法の詳細は、ご契約後に Red Hat 社カスタマーサービスへお問い合わせください。
よくあるご質問
契約や納品まわりのご質問は、FAQ サイトにまとめています。
- 契約は更新する必要があるの?
- 延長サポートオプションって何?
- 納品物は何が届くの?
- バージョンを変更して利用できるの?
- テクニカルサポート窓口はどこ?
ご購入・構成のご相談
Red Hat 製品のご購入に関するお問い合わせは、サイオステクノロジーまでお願いいたします。
受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝祭日および弊社休業日を除く)