レッドハットの森若です。
次々と新しい技術や製品が登場する昨今、エンジニアは継続的な学習が必須となっています。みなさまはどのようにして新しい技術を獲得しているでしょうか? 今回はレッドハットが提供する Red Hat Learning Subscription をご紹介します。
トレーニングの必要性
社内の技術力を高めて事業へ貢献するためには、継続的な学習が必要です。たとえばコンテナによるアプリケーションの配備のような新しい技術をキャッチアップすることでインフラの選択肢を増やす、現在利用している技術へより深い理解を得ることで障害時の障害解析をスムーズにする、AnsibleのPlaybookを書けるようになって日常業務の自動化を行うなど、多くのシーンで様々な技術を習得する必要があります。
トレーニングをするときの課題
トレーニングに必要なものは何でしょうか?
学習のための環境
たとえばAnsibleの学習をする際、Ansibleが動作するマシン、管理されるマシン1台(できれば2台)の合計2台あるとできそうです。OpenStackではどうでしょう。コントローラに3台、Directorに1台、コンピュートに2台、さらに共有ストレージ役のNFSサーバで計7台くらいでしょうか……?
これから学習しようという場合、必要台数や条件がよくわからないこともありますし、利用できるリソースが限られていることも多いでしょう。またたとえば1ヶ月学習のために時間がとれても、最初の2週間ほどが基本的な環境構築に費されるということもよくあります。
エンジニアの時間
レッドハットの公式トレーニングでは、コースによっては教室で4日間のハンズオントレーニングを行っています。連続して学習に集中できる環境は非常に学習効果が高いですが、「4日間連続してスケジュールを押さえる」こと自体が難しい場合も多いです。
信頼できる資料
多くのソフトウェアについて、簡単な紹介や「やってみた」というblog記事などはインターネットにあふれていますが、わずかな例外を除けば、ある技術を身につけるために使える信頼できる資料というものは滅多にみつからないものです。たとえば「AnsibleのPlaybookを書けるようになりたい」というときに公式マニュアル以上の、説明・例題・演習を含めたテキストが見つかるでしょうか?
Red Hat Learning Subscription
Red Hat Learning Subscription とは、オンラインで利用できるサブスクリプション制のトレーニングです。1年間有効なサブスクリプションとして販売され、期間中はレッドハット公式トレーニングの全コース(現在44コース)を好きなタイミングで受講することができます。
日本の教室トレーニングで実施されているもののほとんど(12コース)はテキストが和訳されています。また日本で実施されていないコース(32コース)も英語で受講できます。
さきほど挙げた3つの点について見てみましょう
学習のための環境
各コースにはコース内容にあわせたラボ環境があらかじめ用意されており、オンデマンドで5分程度で利用できるようになります。このラボ環境は年間400時間利用可能なので、単純計算で平均毎週8時間ずつ演習ができます。
エンジニアの時間
24時間365日いつでもアクセスできますので、隙間時間での受講が可能です。スマートホンなどからも接続できるため、通勤電車でテキストを読んだり、テキストをタブレットで表示しながらラボをPCで実施するなども可能です。
信頼できる資料
15年以上の実績があり高い評価を受けているレッドハットの教材がそのまま利用できます。トレーニングの資料はレッドハットが継続的にメンテナンスしています。テキストやラボに技術的な問題がある場合、英語に限定されますがサポート窓口を利用できます。
さらにRed Hat Learning Subscriptionでは、コースを横断した全文検索が利用できます。コマンド例のコピー&ペーストなども簡単にできますので紙の資料より便利かもしれません。
まとめ
継続的な学習のために必要な各種の特長をもつ Red Hat Learning Subscription をご紹介しました。もしご興味があれば sales-jp@redhat.com までご相談ください!