Red Hat Enterprise Linux 7 Extended Life Cycle Support(ELS)を4年に拡張を発表

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2023年6月29日付けのRed Hat社のブログ記事「Announcing up to 4 years of Extended Life Cycle Support (ELS) for Red Hat Enterprise Linux 7」にて Red Hat Enterprise Linux 7 (RHEL7)の延長サポートである Extended Life Cycle Support(ELS)が4年間に拡張される内容が発表されました。

このサポート拡張には、Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutionsおよび Red Hat Enterprise Linux High AvailabilityおよびResilient Storageアドオンのメンテナンスも含まれます。RHEL7のELSはRHEL7.9に対して提供されるため、ご利用の際には最新のマイナーバージョンになる7.9へのアップデートを行った上でご利用ください。

ブログ記事上では、RHEL8, RHEL9についてもELSの提供期間を3年間に拡張する計画があることが記載されており、今後のRHELの運用計画を行う上で延長サポートが長期間受けられることは特にSoR型の従来型システムにはメリットが出てくるかと思います。

下記は現行のライフサイクル一覧となります。

2023年7月1日時点のRed Hat Enterprise Linuxのライフサイクル

バージョン一般提供の開始日 (GA日)フルサポートの終了日メンテナンスサポート 1 の終了日メンテナンスサポート(2)の終了日
(製品の終了日)
延長ライフサイクルサポートの終了日延長ライフフェーズの終了日最終
マイナー
リリース
62010年11月10日2016年5月10日2017年5月10日2020年11月30日2024年6月30日継続的6.10
72014年6月10日2019年8月6日2020年8月6日2024年6月30日2028年6月30日継続的7.9
82019年5月7日2024年5月31日該当なし2029年5月31日2032年5月31日継続的8.10
92022年5月18日2027年5月31日該当なし2032年5月31日2035年5月31日継続的9.10
Red Hat Enterprise Linux のライフサイクルの日付

RHEL7のELSについては下記のページにて詳細をまとめておりますのでご参照ください・
https://redhat.sios.jp/news/rhel7-els/


正式なライフサイクルについてはRed Hat社が提供するRed Hat Enterprise Linux Life Cycleを参照ください。
Red Hat Enterprise Linux Life Cycle
https://access.redhat.com/support/policy/updates/errata

Announcing up to 4 years of Extended Life Cycle Support (ELS) for Red Hat Enterprise Linux 7
https://www.redhat.com/en/blog/announcing-4-years-extended-life-cycle-support-els-red-hat-enterprise-linux-7