2020年11月30日をもちまして、RHEL5の延長サポート、Extended Lifecycle Support (ELS)が終了することはご存知でしょうか。
Red Hat Enterprise Linux Life Cycle | Life-cycle Dates
https://access.redhat.com/support/policy/updates/errata#Life_Cycle_Dates
延長サポート期間は、Production3(運用フェーズ3)終了後に続く延長ライフフェーズ冒頭の延長ライフサイクルサポートフェーズ中に利用できるアドオン(オプション)で提供されており、本製品を通常RHELサブスクリプション契約と並行契約いただくことで、影響度が「重大」である特定のセキュリティー修正と優先度が「緊急」である特定のバグ修正が、最終マイナーリリースに対し提供されております。
今回、この延長サポート期間も終了することで、RHEL5向けのアップデートパッケージは提供されなくなります。つまり、重大なセキュリティー修正、バグ修正が行われなくなるため、稼働するRHEL5のシステムは大きなリスクを抱えた状態のままの運用になってしまいます。
現在もRHEL5のシステムをお持ちのお客様はRHEL7もしくはRHEL8への移行をご検討頂くことをお勧めします。レッドハット社のライフサイクルを考えると2029年までのサポートが予定されているRHEL8への移行がお勧めです。
(RHEL7は2024年までのライフサイクルなので移行後すぐにまた移行を検討しなければならなくなる恐れがあります。)
RHEL8に関する技術情報は下記URLにて発信を強化していきますので合わせてご利用ください。
SIOS Red Hat Technical Blog | RHEL8 タグ
https://redhat.sios.jp/tag/rhel8/
参考リンク
【再掲】Red Hat Enterprise Linux Version 5 延長ライフサイクルサポートのご提供に関して
https://i.sios.com/products/oss/redhat/info/red-hat-enterprise-linux-version-5.html
【P-02】RHEL ELS(RHEL Extended Lifecycle Support)とは何ですか?
https://i.sios.com/products/oss/redhat/faq/post-21.html